畑日記 vol.1:畑仕事を始めるきっかけ

今週の畑ではそばの花が咲いていた -  -  -
今週の畑ではそばの花が咲いていた

友人の紹介をきっかけにご縁ができた畑へボランティアについ先週から通い始めた。

私は数年前から畑をやりたい気持ちがあり、小さなベランダ菜園をはじめた。
とりあえず良さそうだと感じだ土を買い、種を蒔くといったレベルだ。
まったくのド素人で何をどうしていいかはほとんど分からない。

自分が食を提供する者としてどんな食材を使うのか?
自分が花をいける者としてどんな花を使うのか?
自分が扱っている食材や花が一体どうやって育ち、扱われているのか?
環境や人にとってどんな影響が与えられているかをここ数年自分なりに考えるようになってきた。

たったふたつの小さなプランターで雑な自分の関わり方にもかかわらず
大きく育ってくれる植物に毎日喜びを与えてもらい、育てたものを収穫する時のワクワクとした気持ち、
それを人と一緒に食べられることに楽しさを感じている。

ただ、畑の全てをひとりでやるにはどう考えても知識と経験が足りないというのは感じていて
限られた時間の中で少しずつその経験と知識を増やしたいという思いがあった。

この夏に今回お世話になることになったその畑でケータリングをさせていただいた。
この畑(市民農園)は、出会い、知識の共有、インスピレーション、そして実験のための場所として、また自然循環についての意識を高めることや低廃棄物をコンセプトに活動している。

ケータリングのコンセプトはその畑で採れた食材で料理をするというもの。
採れたての野菜の甘さ、手をかけなくてもおいしい。作った人の顔がわかる野菜やお花。人がその場所を大切にしているのが伝わるお庭。
その全ての流れがなんだかとても心地よかった。

ボランティアは週1回。自宅からその畑まではバスと電車を乗り継いで1時間ほど。
毎週ちゃんと通えるだろうか?この私で役に立てるだろうか?
といろいろ考えたが始めてみないと分からない。
3年後には何かの植物が今より上手に育てられる自分になるためにまず第一歩を踏み出すことにした。





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